中小企業の株の相続税対策が必要な理由

中小企業の社長やオーナーが死亡すると、 その会社の株が残された家族に引き継がれる事になります。

そしてこの株が、相続税の対象となります。

中小企業といっても、 資産評価すると数十億円の価値がある会社もあり、 その場合の株に対する相続税は、とても高額なってしまいます。

ところが中小企業の株式は「非上場株式」のため、 株の一部を売却してお金に換えて、 相続税の支払いにあてることができないのです。

このため、相続税の支払いの資金繰りに大変な思いをします。
場合によっては、会社の経営がおかしくなってしまうこともあるのです。

だから中小企業では株式の相続税対策を、 社長やオーナーが元気なうちにしっかりとしておく必要があります。

株の相続税対策、3つのポイント

中小企業の株の相続税対策には、次の3つのポイントがあります。

①株を譲渡(売り渡すこと)したり、贈与したりしておく

②株を新規発行して、1株あたりの評価額を下げておく

③会社の資産計上を少なくし、株の評価額を下げておく

株を小分けにして、毎年少しずつ誰かに譲渡したり贈与したりして、 株をいろんな人に分散させておきましょう。

もちろん会社の経営を、 他の誰かに邪魔されるわけにはいきませんから、 同族や親しい人にだけ譲渡や贈与をすることになります。

一度にたくさん譲渡や贈与をすると税金の問題が発生しますから、 毎年少しずつ実施していくことが肝心です。

また株を新規に発行して誰かに引き受けてもらえば、 1株あたりの評価額が下がるため、相続税対策になります。

そして株式の相続税対策でもっとも効果的な方法は、 会社の資産計上を少なくし、会社の評価額を下げておくことです。

まったく活用していない土地などを保有していたり、 含み損のある資産を売却せずに保有していたりすると、 会社の実力以上に会社の評価額が高くなってしまいます。

このような資産は売却するなどして現金に変えると、 会計処理で損金に算入できるようになるため、 相続税対策となるのです。

スポンサードリンク

このページの先頭へ